イタリアのコーヒーを楽しむ。日常にほっとひと息を。    

エスプレッソで作る絶品デザート


今回ご紹介するのは、エスプレッソを使った、誰でも簡単に作れる絶品デザート!


アッフォガート アル カッフェ(Affogato al caffè)


アッフォガートとは、イタリア語で「溺れた」という意味。

淹れたてのエスプレッソでアイスクリームが溶けて、ふわふわのクリーム状になったところを食べるのが、幸せのひと時です♪

必要な材料は
・淹れたてのエスプレッソ(濃いめのアメリカンコーヒーでもできます)
・バニラアイスクリーム

アイスクリームにエスプレッソをかけるだけなので、とっても簡単!
一年中楽しめるデザートです。



ティラミス(Tiramisù)


ティラミスとはイタリア語で、「私の気分を上げてくれるもの」という意味。
イタリアの家庭でよく作られる、誰もが大好きなデザートです。


<必要な材料>

・マスカルポーネ 250g
・卵黄 2個分
・卵白 2個分(冷蔵庫で冷やしておくと良い)
・砂糖 40g
・エスプレッソ(又は濃い目のコーヒー) 適量
・サヴォイアルド(又は軽めのフィンガービスケット)
・ココアパウダー


<作り方>

1.マスカルポーネと卵黄をゴムベラで混ぜる

2.卵白と砂糖を混ぜ、ハンドミキサーでメレンゲを作る。(角が立つくらい)

3.①に②を2~3回に分けて加え、ゴムベラで切るように混ぜる(泡をできるだけ壊さないように)

4.サヴォイアルドまたはフィンガービスケットを、エスプレッソに一本ずつ浸しながら、
 ビスケット→③のマスカルポーネクリーム→ビスケット→③のクリーム、の順で重ねていく。

5.冷蔵庫で冷やし、食べる直前に、ココアパウダーを茶漉しで振りかければ完成♪


私はできたティラミスを冷凍庫に入れて、アイスティラミスにもしています♪
材料を2倍にして、大きな容器で作ってもかわいいです😊





バールで使えるイタリア語!


イタリアを旅行する際、ちょっとした休憩にとても便利なのが「バール」。

気軽にお茶をしたり、お昼にはサンドウィッチやパニーノを食べたり、夜にはお酒を飲むこともできます。

今回は、バールで使えるイタリア語のフレーズをいくつかご紹介します🍵







基本の挨拶


バールに限らず、レストランや洋服店などに入る際も挨拶は大事!
日本では、ショッピングをする際、何も言わずに入ることもできますが、イタリアでは、
基本どのお店に入る時も、挨拶は欠かせません。

旅行でイタリアを訪れる際も、英語で済ませてしまうのと、挨拶だけでもイタリア語を使うのでは、お店の人の態度まで変わってしまうことも。。

イタリア語の挨拶は簡単なので、どんどん使っていきましょう!



<挨拶>

おはようございます/ こんにちは (朝起きてから16時頃まで)
⇒ Buongiorno! 
読み:ブォンジョルノ!  

直訳すると、良い一日を!という意味。
お店に入るときはもちろん、お店を出るときに、「さようなら、良い一日を」という意味でも使えます。


こんにちは
⇒ Salve!
読み:サルヴェ!

意味はBuongiornoと同じですが、初めて行く場所や、初対面の人に対して使える挨拶。
友達などの親しい人に対しては使わないので、丁寧な印象を与えることができます。


こんばんは (16時頃から)
⇒ Buonasera
 読み:ブォナセーラ

まだ日が高い時間でも、16時頃からはBuonaseraを使いましょう。


さようなら
⇒ Arrivederci
読み:アりヴェデルチ(ひらがなは巻き舌でrrrの発音)

イタリア語特有の、巻き舌を使った発音が難しいですが、「アルリヴェデルチ」と思って発音すると少し簡単かも?





コーヒーを注文しよう!



コーヒーの頼み方、種類についてはこちらでも記述しているので、参考にしてみてください↓


エスプレッソを1つお願いします
⇒ Un caffè, per favore.
読み:ウン カッフェ ペルファヴォーレ

マッキアートやカップチーノを注文する場合は、"Un caffè"の部分を、Un caffè macchiatoや、
Un cappuccino、に変えて使えます。(Un は一つの、という意味)


お水を一杯ください
⇒ Un bicchiere dell'acqua, per favore.
読み:ウン ビッキエーレ デッラックワ ぺルファヴォーレ


⇒ Un goccio dell'acqua, per favore.
読み:ウン ゴッチョ デッラックワ ペルファヴォーレ

"Un goccio"とは少量、という意味。 Un goccio dell'acqua と頼むと、普通のグラスではなく、ショットグラスのような一回り小さなグラスで、お水を出してくれます。
エスプレッソを頼むと、自動的にお水も一緒に出してくれるバールもありますが、後から頼んでも大抵の場合タダです。


すみません!
⇒  Scusi!
読み:スクーズィ!

バール、レストラン、洋服店、どんなお店でも、店員さんを呼ぶ時に使えます。
また、人にぶつかってしまって謝りたい時などにもこのフレーズです。


ありがとう!
⇒ Grazie!
読み:グラッツィエ!

旅行中、一番よく使うフレーズですね。
バールを出る際にも忘れずにお礼を言いましょう♪






お会計の際のフレーズ



イタリアを旅行したことがある方で、体験した方も少なくないと思うのですが、コーヒーを飲みたい、パニーノを食べたいのだけれど、どうやって注文したらいいのかわからない!というハプニング。

特に空港や駅などの、常に混雑する公共施設の中にあるバールでは、最初にレジで支払いを済ませてから、そのレシートを見せて飲み物などを注文するシステムのところが多いです。

混雑している場合は、人に譲っているといつまでも自分の番は来ないので、声を張り上げて、頑張って注文しましょう!笑


一方街中のバールでの支払いは、注文時でも、お店を出る時でも、好きな時に行えるところが多いです。


お会計お願いします
⇒ Il conto, per favore
読み:イル コント ペルファヴォーレ


クレジットカードで払えますか?
⇒ Posso pagare con la carta di credito?
読み:ポッソ パガーレ コン ラ カルタ ディ クレディト?


クレジットカードで払います
⇒ Pago con la carta di credito.
読み:パーゴ コン ラ カルタ ディ クレディト

バールで大金を払うことはあまりありませんが、レストランでカードで払いたい時に使えるフレーズです。



旅行中でもイタリア語にどんどん挑戦して、さらに思い出深い旅にしましょう♪















お店にも負けない!家で楽しむイタリアンコーヒー



お家でおいしいコーヒーを飲みたい!

そんな方におすすめの、私も愛用している、お家で簡単にコーヒーが淹れられる
製品をご紹介します。
 


今回ご紹介するのは、ビアレッティ(Bialetti)という、コーヒー用品を含む、調理器具全般を
扱っているイタリアのメーカー。

90年以上の歴史を持つビアレッティの製品は、シンプルさと機能性を保ちつつも、
お洒落でかわいいデザインの物ばかり。

エスプレッソマシーンや、カップにプリントされている、ビアレッティのキャラクター、
「ひげおじさん」も、とてもチャーミングです。





モカエキスプレス(MOKA EXPRESS)

イタリアでは、一家に一台は必ずあると言われている、直火式コーヒーメーカー。

1933年に初めて販売されてから80年以上、ほとんど変わらないデザインで、多くの人に愛用されてきた、ビアレッティの定番モデルです。


    1Cup 用 ・・・ 4200円
    2Cup 用 ・・・ 4500円
    4Cup 用 ・・・ 5000円
    6Cup 用 ・・・ 5300円
    9Cup 用 ・・・ 8000円
 (12Cup 用!? ・・・  12000円)
 (18Cup 用!?!?・・・  15000円)


毎朝自分が飲むために、1または2Cup用の小さいものと、お客さんが来た時のために
大きなものを一つずつ用意しておくのも良いですね!

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ブリッカ(BRIKKA)

私が特におすすめしたいのがこちらの商品。



バールで飲むエスプレッソがなぜおいしいか、その秘密は"クレーマ"にあります。

クレーマとは、高圧をかけて抽出された時にだけ生まれる、コーヒーの上の泡のこと。
この泡が、クリーミーでおいしいエスプレッソの決め手となっているんです。


そして、上質なクレーマを家でも簡単に作れるのが、ビアレッティの、このブリッカという商品。

モカエキスプレスと比べて、お値段は少し高くなりますが、これを一台持っているだけで、毎日のコーヒータイムが10倍楽しくなります!


イタリアに来て2年経った頃にブリッカの存在を知り、購入したのですが、なぜもっと早く出会わなかったんだろう・・・、と後悔したくらい^^;
ぜひ試していただきたいです!

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モキッシマ(MOKISSIMA)


こちらは電気式のコーヒーメーカー。
お家のキッチンがガスコンロではない、という方におすすめの商品です。




モカエキスプレスをモチーフにしたデザインがとてもかわいいですね♪

コーヒーパウダー、ポッド、カプセルの3通りの入れ方を選べるのが特徴的。
ミルクスチーマーも付いているので、マッキアートやカップチーノも簡単に作ることができます
(コーヒーの種類については「バールでコーヒーを飲もう!」

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コーヒーのお供!イタリアのスイーツ





前回は、バールで飲めるコーヒーの種類をご紹介しました。


コーヒータイムに欠かせないのは、何といっても甘いもの。

今回は、コーヒーによく合う、イタリアのスイーツをご紹介します。







イタリア人の定番朝ごはん!



イタリア人の朝ごはんは、コーヒーと甘いもの、などとても軽く、
仕事の前に、バールに寄って済ませてしまう人も多いです。


そんなイタリアの人たちが、朝一番のコーヒーのお供として好むのが

「コルネット」(Cornetto)



日本のクロワッサンとほぼ同じですが、中身はカスタードクリーム、ジャム、チョコ、
ピスタチオのクリームなど、種類が豊富です。
お店によっては、焼き立てのパンに、その場で中にクリームを入れてくれるところもあります♪

朝10時より前にバールに行くと、おいしいCornettoが食べられます。
バールによってパンの仕入れ先も違うので、おいしいCornettoを食べられるバールを探すのが楽しいです♪




「ボンバ」(Bomba)



イタリア語で「爆弾」、という意味。
「大きい爆弾」という意味で「Bomborone」と呼ばれることもあります。
日本のドーナツとよく似ていますね。
こちらも、中身は様々なので、お店の人に直接聞いてみると良いでしょう。





シチリアのお菓子


イタリアの最南端に位置する、シチリア州のお菓子で、全国で愛されているのが、

「カンノーロ」(Cannolo)


パイ生地の中に、リコッタチーズをふんだんに使ったクリームを詰めたもの。

シチリアで売られている本場のカンノーロは、ひとつでお腹いっぱいになってしまうくらいボリューミー。
甘いものが食べたい!という時にうってつけのスウィーツです。

他の街では「カンノンチーノ」という、一回り小さいカンノーロ、のようなお菓子が置いてあることが多いですが、カンノーロは揚げた生地なのに比べ、カンノンチーノは焼いたパイ生地にカスタードクリームが入っているもので、こちらは北イタリアのお菓子なんだそうです。





特別な日に食べるスウィーツ



「パンドーロ」(Pandoro)


こちらは、クリスマスの時期にだけ売られる菓子パン。

日本のショートケーキの代わりに、イタリアではクリスマスの日に、家族みんなでパンドーロを食べます。

コーヒーだけでなく、白ワインともよく合うので、スーパーでは白ワインとセットで売られていることもよくあります。



「コロンバ」(Colomba)


復活祭(Pasqua)の時期に売られる菓子パン。

Colombaとは、イタリア語で「鳩」の意。
パンドーロと同じ酵母を使って作られますが、こちらは名前の通り、鳩の形をしています。

パンドーロもコロンバも、メーカーによって食感や味が少しずつ違うので、いつもいろんなメーカーのものを買って、食べ比べるのも楽しいですね♪
















バールでコーヒーを飲もう!




毎日、多くの人で賑わうバール。

エスプレッソだけではなく、いろんな種類のコーヒーを飲むことができます。

今回は、バールで飲める様々なコーヒーの種類と、その頼み方をご紹介したいと思います。





カッフェ・ノルマーレ(Caffè normale)

いわゆる普通のエスプレッソ。
イタリアでは、"普通のコーヒー" という意味で、カッフェ・ノルマーレといいます。
お店で注文する時は、Caffèを除いて、「Un normale」(ウン ノルマーレ)でも通じます。
"お願いします" という意味の「Per favore」(ペル ファヴォーレ)をつけて、
「Un normale,per favore」と注文できるといいですね!




カッフェ・マッキアート(Caffè macchiato)


エスプレッソに、蒸気できめ細かく泡立てられた牛乳を加えたもの。
「Macchiato」は、イタリア語で "染みをつけた" の意。
コーヒーの色に牛乳の白でシミを付ける、ということですね♪
エスプレッソと同じく、小さいカップででてきます。


ラッテ・マッキアート(Latte macchiato)


こちらは「Latte」牛乳、にエスプレッソを加えたもの。
カッフェ・マッキアートとは、コーヒーと牛乳の割合が異なり、日本のミルクコーヒーに少し似ています。
ホットかアイスを選べるので、ホットの場合は、"熱い"という意味の、「caldo」(カルド) をつけて、アイスの場合は、"冷たい"という意味の、「freddo」(フレッド) をつけて注文しましょう。




カップチーノ(Cappuccino)


エスプレッソに、温かいフォームドミルクを加えたもの。
こちらはカッフェ・マッキアートとは違い、大きめのカップで出てきます。
お店によっては、可愛いラテアート付きで出してくれるところもあります。
イタリアでは、基本的には午前中に飲まれることが多いですね。




カッフェ・デカフェイナート(Caffè decaffeinato)

こちらはカフェインを含まないエスプレッソ。
味は少し変わりますが、夕食後、寝る前でも寝れなくなる心配がないのは良いですね!



カッフェ・ドルツォ(Caffè d'orzo)


コーヒー豆の代わりに大麦を使用したコーヒー。
こちらもカフェインが0なので、コーヒーを飲みすぎてしまった時、寝る前、
また妊娠中や授乳中の方でも楽しめるコーヒーです。
ただ、コーヒー豆は一切使用されていないので、濃い麦茶のような、少し変わった風味があります。



カッフェ・シェケラート(Caffè shakerato)

エスプレッソと砕いた氷をシェイクしてシャーベット状にしたもの。
夏暑いときにとてもオススメです!
甘くしてほしい時は,「Con zucchero」(コン ズッケロ)と注文して、お砂糖を入れてもらいましょう。



カッフェ・ルンゴ(Caffè lungo)

"Lungo"とは、長い、引き伸ばされた、という意味の形容詞で、普通のエスプレッソよりも少し水が多めで、薄められたものを指します。
イタリアのコーヒーに誇りを持ち、アメリカンコーヒーには中々手を出さないイタリア人。
それでもやっぱり、少し薄めのコーヒーが飲みたくなることもあるのでしょうか♪




様々なコーヒーの種類を紹介してきましたが、もちろん他にも面白いコーヒーがたくさん!

街やお店によってメニューも異なるので、気分に合わせていろんなコーヒーを楽しんでみてください♪

イタリアのコーヒー事情




イタリアのコーヒーと言えばエスプレッソ。

幼い頃、レストランで食後にエスプレッソを頼む大人を見て、「なんであんなに苦くて少ししかない飲み物をわざわざ頼むんだろう?」といつも不思議でなりませんでした。
そんな私もイタリアに来てからはそのにがーい飲み物の虜。

今回は、私も魅了されたエスプレッソがイタリアでどのように愛されているのか、ご紹介したいと思います。


コーヒー無しでは生きていけない!?生活必需品のコーヒー
コーヒーとバール
どこでもコーヒー!
コーヒーを飲まないイタリア人もいる!?




コーヒー無しでは生きていけない!?生活必需品のコーヒー



イタリア人にとってコーヒーは、もはや生活の一部。まさに、なくてはならない存在なんです。


朝の目覚ましに一杯。
仕事の合間に一杯。
ランチの後に一杯。
夕方に友達と一杯。
夕食の後に一杯。



エスプレッソは、アメリカンコーヒーと比べて苦くて口に残ると思われがちですが、実は意外にも後口はすっきり!

食事の後に飲むものなので、「ごちそうさま」の合図にもなるのかなとも思います。(焼肉屋で貰うガムと存在が被って思えるような、、、とにかく必要不可欠なのです!)




コーヒーとバール



イタリアでカフェはバール(Bar)と言い、街中の至る所にあります。
バールと言っても、日本のバーとは異なり、昼間は気軽にコーヒーを飲むことができ、夜はわいわいお喋りをしながらお酒を飲むことができます。

エスプレッソ一杯のお値段は街、お店によって異なりますが、相場は1ユーロ~1.5ユーロです。(ただしヴェネツィアなど特に物価が高い街に行くと、席代込で4、5ユーロとられてしまうこともあります。)

またエスプレッソの他にも、泡立てた牛乳を混ぜたカッフェ・マッキアート(caffè macchiato)や、コーヒー豆の代わりに麦を使用したカッフェ・ドルツォ(caffè d'orzo)など、様々な種類のコーヒーが飲めるので、その時の気分に合わせて注文するのも楽しみの一つです。

バールはコーヒーを飲みに来た人達でいつも賑わい、皆同じようにコーヒーを飲みに来た人とのおしゃべりも楽しんでいます。
バールはイタリア人のコミュニケーションの場でもあるんですね。




どこでもコーヒー!



イタリアで暮らしていると、文化の違いに驚かされることがあります。

初めて美容院に行った時の事。

「コーヒー飲む?」 はい、と答えて出てくるのは、もちろん淹れたてのエスプレッソ。

「こんな所でもエスプレッソなんだ」と驚きました。(美容院で淹れてくれたコーヒーもとてもおいしかったです)

学校には、いろんな種類のコーヒーが飲める自動販売機が置いてありますし、教室の机の上には先生用のエスプレッソマシーンがおいてあったりします。




コーヒーを飲まないイタリア人もいる!?



イタリア人がどれだけコーヒーを愛しているのかについて書いてきましたが、イタリア人にも、カフェインを摂取すると体調が優れないという人、夜眠れなくなるので夕方以降は飲まないという人もいます。

エスプレッソは、アメリカンコーヒーよりもカフェインが少ない、と言われていますが、やはり飲みすぎには注意しましょう^^;